伊藤忠メタルズ社長の中谷です。

世界中が見えない敵と闘い、もがき苦しんでいます。
いつかは医学がこの見えない敵を封じ込めてくれるとは思いますが、それがいつなのか全く先行きが見えない中、色々な経済活動や個々人の行動も制限され、何とも言えない重苦しい状況が、1月半ば頃からはや2か月以上も続いています。
この状況からの一刻も早い脱出を願うばかりです。

2019年度は、トレード全般では米中貿易摩擦の影響もあり、また国内の消費低迷も相まって思うような結果は残せませんでした。
一方、投資分野では思い描いていたことが全て完式に出来たわけではありませんが、将来を見据えて大きな意味で「環境負荷を低減する」をテーマとした非鉄製品分野、あるいはリサイクル分野で優良な投資案件を実行することが出来ました。また、引続き検討中の案件もあり、これらを着実に実行し将来へ繋げて行きたいと考えています。
総括すれば、一歩前へ進むことのできた年であったと考えています。

さて、2020年度はどう動くのか？全く予想が付きません。
足元では日々状況が変化するため、色々と不都合なことも起きていますが、ステークホルダーの皆様と共に協力し、この難局を最小限のダメージで乗り切りたいと思います。
また、中長期的な取組は何ら方針に変わることはありません。しっかりと地に足を着けて前へ進んで行く決意です。

いつか晴れる霧、いつか来る夜明けを目指して、皆様と共に頑張っていきましょう！

伊藤忠メタルズ株式会社
代表取締役社長　中谷 次克